Q下田メディカルセンター看護部は
どんなところ?
2階一般外科系病棟では、勤務表に「NO」マークを一日一人ずつ書き職員に配布して、職員がいつNO残業デーなのか把握してもらいます。また、業務分担表を作成する際に、NO残業デーの職員の業務内容を配慮し、業務分担表に誰が見てわかるよう「NO残業」と記入する約束としました。
また、職員自身に、NO残業デーであることをアピールするよう指導し、定着しています。業務上、帰宅できないこともありますが、NO残業デーの職員が早く帰宅できるよう業務を手助けするなど、協力して業務を行っています。また、職員全体の「早く帰宅しよう」という意識の向上にも繋がっているのではと感じます。今後もできる限り継続していきたいと思います。
慌ただしい都会の生活から離れたくなった方や、結婚などの転機によるライフスタイルの見直しをしたくなった方は、ぜひ一度、下田に来てみませんか。
下田は豊かな自然と青い海、開国の歴史もあり、温泉や食事など充実した日々を過ごすことができる環境です。空気や水がおいしい自然の中で、採れたての新鮮な野菜や魚を味わい、四季の移り変わりを身近に感じながら、一緒にスローライフを楽しみましょう。
下田メディカルセンターは平成30年度静岡県看護協会「看看連携を基盤とした地域包括ケア推進支援モデル事業」の地域代表として「南豆のケアをつなぐ会Good Care」を立ち上げました。
今後、さらなる高齢化社会の中で、地域完結型の医療サービスを目指していく必要があります。当院は賀茂地域でリーダーシップを取る役割を担っており、看護部としても、地域全体の看護がよりよくなるよう努力していくべきであり、この企画に参加しました。
「南豆のケアをつなぐ会Good Care」は、下田・南伊豆ブロックの在宅医療・介護連携推進事業に参加する医療機関・介護事業所・訪問看護ステーション・行政などの代表者が集まり、静岡県看護協会の助成を活用し、看護職の視点から地域包括ケアの実現を目指して各種事業を実施していく会です。
3F |
3A 一般内科 (一部小児科)病棟 |
3B (回復期 リハビリテーション) 病棟 |
2F | 整形外科・外科病棟 | 手術室 |
1F | 外来 |
3A病棟は、内科急性期病床33床、地域包括ケア病床16床の合計49床で運営しています。地域包括ケア病床は、急性期治療後のリハビリテーション、介護サービスなどを整えるための退院調整、在宅介護のための処置や生活指導など、在宅退院が円滑にできるよう支援するための病床です。また、在宅介護者のレスパイト入院やがん・慢性疾患患者終末期の看取りにも対応しています。
賀茂地区は全国に先駆け高齢化率40%を超えており、賀茂地区の地域包括ケアシステム作りの中で当院の役割は大きいものとなります。
高齢化が進む中、地域の医療・看護・介護のニーズが高くなっています。地域のニーズの沿うように医師、看護師、コ・メディカルが協同で一層努力していきます。
3B病棟は、回復期リハビリテーション病棟です。「身体拘束ゼロ」に取り組み、患者さんの尊厳を守った看護を提供しています。また、定期的に病棟カンファレンスを行い、問題を解決し、リハビリのときは家族の方にも見学していただいています。
患者さんが継続してリハビリを行い無事に退院できるよう、入院中は定期的に病棟カンファレンスを行い、問題を解決し、実際にリハビリの様子をご家族の方にも見学していただいています。
今後も在宅や施設転院に向けて、医師・理学療法士・介護福祉士・ソーシャルワーカー・訪問看護師・ケアマネジャーと連携を図り、退院支援をして行きます。
2階病棟は、外科・整形外科・眼科・泌尿器科・脳外科など多様な疾患の患者さんが、主に手術治療のために入院されます。
80〜90代と高齢の方の手術希望も多く、早期離床を行い術後合併症が発症しないよう看護しています。また、安心して入院生活を送っていただけるよう、リハビリスタッフとの連携も密に情報交換を行っております。
地域の特色として高齢者のみで生活されている方が多く、治療後は在宅サービスが必要になる方もあり、退院後の日常生活に困ることないような配慮を心がけています。
手術室では、「患者さんが安全に、事故なく手術に臨んでいただけること」を一番に考え、日々の業務に取り組んでいます。少ないスタッフではありますが、時間差出勤を取り入れ、整形外科、外科、脳外科、眼科については朝9:00からの手術開始に対応しています。また中央材料室では、手術室や病院内の滅菌物を取り扱い、衛生材料・医療材料についてはパソコンでシステム管理をしています。
最近では、「下田メディカルセンターで手術してもらえて良かった!」「遠くに行かなくても白内障の手術をしてもらえるので嬉しい!」などの温かいお言葉もいただき、私たちのスタッフの励みとなっています。
医師の増員によりそれぞれの診療科での手術症例も増え、看護師もより一層高度な技術を習得できるよう、日々努力しています。
内科外来では、肝炎の専門医による専門的な治療を受けることができます。その他の専門外来としては、禁煙外来・乳腺外来・肛門外来等があります。平成28年度より、心臓の治療も始まりました。眼科では白内障手術を受ける患者さんが多勢来院される様になり、活気付いています。
最近では、地域医療・介護連携協議会などを通じて地域との繋がりもますます深まり、連携もスムーズに行えるようになりました。待ち時間短縮などの課題はまだまだありますが、これからも地域の方々が安心して療養できる医療機関として職員一同力を合わせて頑張っていきます。