「24時間断らない救急」を目指し、医師、看護師など協働しながら日々の救急搬送受け入れを行っています。救急搬送患者の受け入れ増加に少しでも病院救命士として貢献できることが何か考え、2019年から病院救急車を利用した搬送業務を開始しました。
また、COVID-19の流行に伴い、当院がCOVID-19の重点医療機関として受諾した後、2020年4月から陽性患者の搬送も開始しました。
地域の救急医療を担う一員として、病院救命士が何ができるのか、その時のニーズ にあわせ対応することが求められていると考えています。
私たち救急救命士は、救命救急センターで医師や経験年数のある看護師と一緒に業務を行うことが多いため、初めてみる疾患についても指導や振り返りを行うことで知識を高めることができます。
教育ラダーがあり、経験年数に応じて身につけるスキルや求められる役割が明確となりました。新人研修だけでなく、入職2年目以降でもメンバーシップ研修、フレッシュパートナー研修、リーダーシップ研修等に参加し、自分の成長に応じた教育が受けられる環境もあります。
また、今年度から本格的にPNS制度も導入され職種の垣根を超えた新人救命士の教育をサポートする体制が整いました。院外の研修も参加しやすい環境です。
現在、民間認定救急救命士2名が在籍しています。他にも、日本救急医学会などに参加し演題発表も行っています。
2021年10月救命士法の改正に伴い救急科医師の協力を得て体制を構築中です。
8時頃に病院へ着くように家を出ています。
救急救命士専用の白衣に着替え救急外来へ向かい、救急外来へ着いたらまず感染患者対応用スクラブへ着替えて自身の検温を行います。8:30から看護師・医師と患者さん等の申し送りを行います。その際に転院搬送の予約が入っている場合は、スタッフへ伝達しています。
朝の申し送りが終了すると転院・施設間の搬送救命士は乗務前体調チェックを行います。その後、2台ある救急車の車両点検や救命士が管理している資器材点検を行います。搬送がある場合は搬送業務を行い、搬送がない場合は看護師と救急外来にある物品、薬品の補充や資器材の点検を行っています。また、救急搬送患者の診療補助業務に従事しています。
午後は転院・当施設間の搬送がある場合は搬送を行います。
搬送の無い場合は午前中と同じく救急搬送患者の診療補助業務に従事します。
搬送訓練を行っている日もあり、運転技術向上訓練や車内急変時対応訓練等を行っています。
15時頃から物品・薬品の補充や資器材の点検を行い、16時半に夜勤者へ申し送りをし、担当患者の引継ぎを行います。
引継ぎの際はどのような患者さんで何をしていて何ができていないのか分かりやすく話をまとめてから申し送りをするように心がけています。
私は退勤後すぐに帰宅し、まずはお風呂へ直行しています。
その後は家族との時間を大切にしています。
残業が少なく帰宅後のプライベート時間を多く確保できるためライフスタイルを充実させることができるのも魅力ではあります。