海老名総合病院 臨床研修医・専攻医募集(神奈川県)
知識とスキルの、その先へ。
AI時代に「人として信頼される
医師」を育てる教育
私たちは「何を教えるべきか」を
真剣に問い直しています。
医療は今、どこに向かっているのか
働き方改革により、病院にいる時間の長さが評価される時代は終わりました。
同時に、AIやロボット技術の進歩により、医師が担う役割そのものが変わりつつあります。
では、これから医師は何を学ぶべきなのでしょうか。
当院の教育思想①知識とスキルは「前提」であり、ゴールではない
医師にとって、医学知識や臨床スキルが重要であることは言うまでもありません。
当院は年間1万件を超える救急車搬送を受け入れており、多くの患者さんと向き合う中で、豊富な臨床経験を積むことができます。
しかし、症例数が多いことが、そのまま学びの質を保証する時代ではありません。
限られた時間の中で、いかに経験を「学び」に昇華できるか。
その設計こそが、今の教育に求められています。
私たちは、経験を通じて得られた次のような問いを大切にしています。
当院の教育思想②知識と信頼をつなぐ「ノンテクニカルスキル」
医師に求められる力の構造
私たちは、医師に求められる力を次の三層構造で捉えています。
✔ 知識・スキル
✔ ノンテクニカルスキル
(状況認識、臨床判断、チームワーク、コミュニケーション、リーダーシップ)
✔ 患者・家族から信頼され、合意を形成するスキル
ノンテクニカルスキルは、知識とスキルを、
患者さんの理解と納得につなぐ「架け橋」です。
AI 時代に、医師の価値はどこにあるのか
診断支援や情報処理、画像解析など、AIが担う役割は今後ますます増えていくと考えられています。
一方で、患者さんの声に耳を傾ける問診や、身体から読み取る観察、
医療情報を患者さんとご家族に分かりやすく説明する力、
そして価値観や希望をふまえた合意形成といった人間同士の関わりは、
現在のAIには代替できない医療の大事な価値です。
また、感情的な支援や倫理的判断、チーム内の調整といった要素は、
医療者の人間性と文脈理解が不可欠です。
未来ビジョン
私たちが育てたい医師像
私たちが育てたいのは、
医学的な根拠と状況の分析をふまえ、
患者さんとご家族が納得の上で選択できるよう支えられる医師です。
- ・患者さんの言葉や背景から、必要な情報を丁寧に集められる
- ・得られた情報を整理・分析し、自分の考えを持てる
- ・その考えを、患者さんやご家族に分かりやすく説明できる
- ・患者さんとご家族の価値観をふまえ、共に選択をつくることができる
- ・チームの中でも、思考過程を共有し、信頼される存在である
「説明を受けて納得できた」
「この先生に任せたいと思えた」
そうした言葉の背景には、
考え抜かれた判断と、誠実な説明があります。
私たちは、
考え、分析し、その根拠を説明し、
患者さんとともに実行できる――
科学者としての臨床医を育てたいと考えています。
学び続ける組織であるために
臨床スキルを高めるためには、
クリニカルクエスチョンを設定し、
その疑問を解決するために学ぶ姿勢が欠かせません。
同じように、教育をより良いものにするためには、
教育や研修のあり方を問い続け、
その答えを探しながら改善していく姿勢が重要だと考えています。
当院では、教育を研究の対象として捉え、
より良い教育を実現するために、
教育・評価の手法改善に取り組んでいます。


