海老名総合病院 臨床研修医・専攻医募集(神奈川県)
スペシャルインタビュー
INTERVIEW
受け継がれる研修医を育てる
力自ら気づき学ぶ姿勢を尊重
海老名総合病院では、臨床医に必要なプライマリケアの知識やスキルの修得に加え、
医師として、人としての成長を支える文化が
脈々と受け継がれています。
地域医療の最前線で、熱意ある指導医とともに
臨床経験を積んでみませんか。
指導医:大坪 里織
(医員)
研修医:溝渕 星
(臨床研修医2年次)
Q1研修先を選ぶ際に、重視されたポイントは何でしたか?
また、海老名総合病院の臨床研修の特徴を教えてください。
溝渕
私が海老名総合病院を選んだのは、教育熱心な先生が多いことと、研修医として実際に経験できる手技が多いからでした。1学年が9人という、ちょうど良い人数なのも気に入りました。
学生のときに見学に来た際、週1回の研修医カンファレンスでは必ず上級医の先生が指導してくださるとか、忙しい救急外来の現場でも必ずフィードバックがもらえると聞いて、しっかり教えていただけるという印象がありました。
実際に、いつでも質問できる雰囲気があって、上級医の先生は忙しくても必ず時間を作ってくださるので、とても安心です。
大坪
確かに、とても教育熱心な先生が多いですね。
私は医学教育が専門で、研修管理委員会副委員長や人材教育センター副センター長なども務めていますが、やはり教育の基本はベッドサイドであり、指導医が研修医と一緒に患者さんを診て思ったことや考えたことをフィードバックすることが、最も研修医のためになると思っています。
それがこの病院の文化として根付いていると感じています。各先生が臨床に真剣に向き合いながら、かつ、研修医を育てようという文化が脈々と受け継がれているのは当院の大きな魅力ですね。
Q2大坪先生は研修医の先生方とのコミュニケーションでどんなことを心がけていますか?
大坪
これは知っているかな?と思うようなことでもこちらで判断せずに、「これって知っている?」という声かけからコミュニケーションを始めるようにしていますね。あとは紙に書くこと。
研修医の先生は常に覚えることがいっぱいで、口頭で伝えただけだと忘れてしまうこともあるため、走り書きの簡単なメモでも書いて渡すようにしています。
溝渕
それ、本当に助かっています!救急外来で大坪先生から指導していただいていたとき、いつも「この知識ってもう知っている?」と聞いてくださって、「知らないです」と答えると、紙に書いて最後に渡してくださるんです。
メモをいただくことで、後で詳しく調べるきっかけにもなっています。
大坪
溝渕先生とは救急の臨床指導医と研修医という関係のほかにも、研修管理委員会の仕事として、研修カンファレンスの組み立てやスケジューリングを一緒にした仲間でもあるんです。
ベッドサイドで知識とスキルを身につけることももちろん重要なのですが、その上で人間性を磨く。研修医は医師1年目・2年目であると同時に社会人1年目・2年目でもあるので、社会人としての教育にも力を入れています。
研修カンファレンスを円滑に進めるために、どう声をかけてスケジューリングをすれば良いかといった配慮ができる溝渕先生は、とても頼もしいですね。
Q3お互いにどのような印象を持っていますか?
溝渕
私から見て大坪先生は、とにかく寄り添ってくださる、優しくて本当に真っ直ぐな先生です。
どんなに忙しいときも研修医の意見に耳を傾け、研修医主体で動く姿勢を尊重しつつ、影で見守ってくれているので、とにかく頼りになる存在です。
そんな頼りになる大坪先生ですが、懇親会などの場では、普段の臨床では見せないような柔らかな一面をお持ちで、休日はこんなふうに穏やかに過ごされているのかなと想像しています。
大坪
今回の対談に溝渕先生を指名したのは、“海老総愛”が強く、病院のことを本当に愛してくれているのが伝わってくるからでした。人のために何かしてあげたいとか、一緒に働いている仲間と楽しくやりたいという気持ちがいろいろなところで見えるんです。
ぱっと見はほんわかした印象の溝渕先生ですが、実は芯がしっかりしていて、負けず嫌いなところも。印象的だったのは、エコーの勉強会で、ちょっと描出が難しい症例だったのですが、「もっときれいに出せるはずです」と最後までトライしていました。溝渕先生は来年からの専門研修を当院で受けると決めてくれました。やりたいこととこの病院で提供できることが合致したと報告してくれたときはうれしかったですね。
溝渕
この近隣の地域で生まれ育ち、毎日、通学中の電車の窓から「海老名総合病院」を見ていて、なぜか、いつかここで働く気がするという縁をずっと感じていたんです。勝手な勘と地域に貢献したいという思いがあり、ここで研修できることが幸せで、本当にいい病院だなと思っています。
Q4溝渕先生は、今後どんな医師をめざしたいですか。
また、大坪先生はどのような医師を育てていきたいですか?
溝渕
専門性だけではなく人間性も伴った医師になりたいと思っています。急性期の診療に興味があり、3年目以降は救急科に進むと決めているのですが、専門性を高めるとともに、患者さんの訴えや価値観、背景、気持ちを理解して寄り添えるような医師になりたいです。救急科では、短時間での関わりになることが多いですが、それでも「この先生に診てもらえてよかったな」と思ってもらえるようになりたいです。
そのために今意識しているのが、大坪先生をはじめ尊敬する先生の真似をすることです。先生方の患者さんへの説明を聞いていると、ただ知識があるだけではなく、患者さんに伝わりやすい言い回しや、時には想像もしないような言葉を使うなど、たくさんの引き出しをお持ちです。そういう場面に立ち会い、自分の中にストックするようにしています。
大坪
指導医は経験を重ねるほど研修医に「こうあってほしい」という理想を膨らませますが、成長のスピードは人それぞれです。
研修医の持つ成長したいという気持ちをどう引き出すかが私たち指導医の役目であり、必要なところまでは背中を押し、ある程度まで行ったら手を離す。そのバランスを大切にしながら、引っ張ったり、見守ったりしていきたいですね。
臨床研修の2年間は医師人生で最もストレスがかかる時期だと言われています。でもその2年間を終える頃には、皆さん本当に立派な医師になっています。
そのもがき続ける期間を少しでも無理なく過ごせるよう、サポートしていきたいです。
面接でよく「人間性を身につけた医師になりたい」と話しますが、人間性とは、「人のために何ができるか」を考え、それを行動で示すことです。知識やスキルを磨くと同時に、人間性が豊かな研修医を育てていきたいです。
Q5臨床研修先を探している医学生に向けて、メッセージをお願いします。
溝渕
海老名総合病院は地元の皆様に愛される市中病院として、年間1万件を超える救急搬送を受け入れています。現場は非常に忙しく、研修医の先生方にもチームの一員として診療に参加していただいています。臨床は指導医のペースになり、ついていくのがやっとということも多々ありますが、忙しさを理由に投げ出すのでも、すべてを完璧にしようとするのでもなく、必要なことを自ら探して気づき、学ぼうとする姿勢の方に来ていただければと思います。
当院の一番の使命は地域住民の皆様の健康を守ること。指導医と一緒に病院を盛り上げていきましょう。
香取
この病院には、研修医が学びたいという姿勢を見せると、教えたいと思ってくださる先生が多くいらっしゃいます。私自身も振り返ると、この2年弱の間、ストレスが大きくつらかった時期もありました。
そういうときは同期や上級医の先生に相談したり、母に話を聞いてもらったりして乗り越えました。臨床研修で何よりも大切なのは健康で2年間を過ごすことです。自分の心の安定を保てる、相談できる人がいる環境で、2年間を過ごしてほしいと思います。